人生100年時代から健康100年時代へ
皆様こんにちは。院長の部坂 篤(へさか あつし)です。
この度ご縁があり、出身校である大阪大学の関連施設である、patonaグローバルビレッジ津雲台にて、内科クリニックを開業する運びとなりました。
中学・高校時代、Men for Others(他者のために生きる人間)の精神を培い、医師を志すようになりました。医師となってからは、「特定の臓器のみならず、1人の人間として包括的に診療にあたりたい。」という思いで、総合内科の要素が強い腎臓内科に従事することを決めました。大学院へ進学後、難病疾患やアミノ酸をテーマとして、基礎・臨床研究ともに、幅広い視野で取り組みました。
専門医を多数取得し、再び臨床現場に戻りましたが、様々な課題に直面しました。
まず、慢性腎臓病(CKD)は日本人の成人5人のうち1人が罹患する国民病であるにも関わらず、世間の皆様からの認知度がまだまだ低いことが現状でした。「腎臓内科?泌尿器科?どちらを受診したら良いですか。」という患者さんの率直な疑問や、「腎臓が悪いと思うのだが、紹介のタイミングが分からない。」という他診療科の先生の意見をよくいただきます。
次に、高齢化社会に伴い、生活習慣病を起点とした心筋梗塞・脳梗塞・悪性腫瘍などの合併症を抱えた患者さんが増え、病態が複雑化し、我々に紹介のあった時点で既に透析間近、といったケースも多々見受けられるようになりました。また、慢性疾患ゆえに、「長期間継続して部坂先生に診てもらいたい。」というありがたいお言葉をいただく機会も多くなってまいりました。
そこで、「最先端の医療知識と多角的な専門医診療を、日常診療でもっと身近に提供したい。」という想いが強まり、当院を開業する決意に至りました。自分自身が生活習慣病を抱えていることも踏まえ、患者さんに分かりやすく、二人三脚で寄り添った説明を心がけています。より早期の段階で治療介入を行うことで、元気でいきいきとした健康寿命を皆様に過ごしていただければと思います。
地域住民の方々はもちろんのこと、当院のアクセスを活かして遠方からいらっしゃる方々にも、専門医による安心した治療を提供できるよう、日々研鑽と精進をしてまいります。皆様も肩肘張らずにどうぞ一歩勇気を踏み出してみてください。応援しています。一緒に頑張りましょう。