2026年2月20日

「最近、なんとなく体調が悪いけれど、年齢的なものかな…」
そんなふうに一人で我慢していませんか?

最近、なんとなくダルさが抜けない
急に動悸がしたり、汗をかいたりする
イライラしやすくなった
「更年期だから仕方ない」と諦めている
40代・50代の女性に多いこれらの症状。
実は「更年期障害」だけが原因ではないかもしれません。 首元にある「甲状腺」のホルモンバランスが乱れることで、驚くほどよく似た症状が現れることがあります。
更年期障害と甲状腺の病気、何が違うの?
甲状腺は、喉仏の下にある蝶のような形をした臓器です。ここから分泌される「甲状腺ホルモン」は、いわば身体の代謝エンジンを調整するアクセルのような役割を果たしています。
更年期障害は女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって自律神経が乱れることによって起こりますが、甲状腺の病気は「アクセルの踏み間違い(過剰または不足)」によって起こります。
甲状腺の病気~2つのタイプ~
甲状腺の病気は大きく分けて2つのタイプがあり、それぞれ更年期の症状と間違われやすい特徴があります。
1. 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)
エンジンのアクセルを「踏みっぱなし」の状態です。
症状:ドキドキする(動悸)、汗をかく、食べているのに痩せる、イライラする。
≪間違われやすい更年期症状:ホットフラッシュ、動悸、精神的な焦り≫
2. 甲状腺機能低下症(橋本病など)
エンジンのアクセルが「効かない」状態です。
症状:ダルい、むくむ、冷える、太りやすくなる、やる気が出ない。
≪間違われやすい更年期症状:全身の倦怠感、うつ気分≫
どちらも「なんとなく調子が悪い」で片付けられがちですが、治療法は全く異なります。更年期の治療を続けても良くならない場合、実は甲状腺が原因だったというケースは少なくありません。
セルフチェック:あなたのタイプはどっち?
ご自身の症状をチェックしてみましょう。更年期の症状に加えて、以下の項目に当てはまるものはありませんか?
【A】暑がりタイプ(機能亢進の疑い)
□ じっとしていても脈が速い
□ 食べているのに体重が減る
□ 手が震える
【B】寒がりタイプ(機能低下の疑い)
□ 寒がりになった
□ 顔や手足がむくみやすい
□ 肌が乾燥し、髪が抜ける

もし心当たりがあれば、一度甲状腺の検査を受けてみることを強くお勧めします。甲状腺の病気であれば、お薬でホルモンバランスを整えることで、劇的に症状が改善し、以前のような元気な毎日を取り戻せる可能性があります。
当院なら「即日」検査結果がわかります
「検査結果が出るまで1週間待ってください」
一般的な病院では、甲状腺の詳しい検査結果が出るまでに数日かかることが多く、不安な時間を過ごさなければなりません。
吹田いろどり腎臓・糖尿病内科クリニックでは、最新の検査機器を導入しており、甲状腺ホルモン(FT3、FT4、TSH)の値を院内で即日測定可能です。 ※混雑状況により診察が前後する場合があります。
【当院の甲状腺診療の特徴】
採血結果が即日判明:その日のうちに診断し、すぐに治療方針をご相談できます。
甲状腺エコーも実施:必要に応じてエコー検査を行い、しこりの有無なども確認できます。
専門医による診療:副院長は日本甲状腺学会に所属しており、専門クリニックでの豊富な経験をもとに、患者さん一人ひとりに寄り添った治療を提供します。

代謝・内分泌内科専門外来のご案内
当院では、以下の時間帯に「代謝・内分泌内科専門外来」を実施しています。くわしくは、「担当医表」でご確認ください。
・月曜・金曜:午前診
・木曜:午後診
・第4土曜
「なんとなく不調」の正体がわかるだけで、心も体もスッと軽くなるはずです。 我慢せず、ぜひ一度ご自身の「ホルモンバランス」をチェックしにいらしてください。
要約まとめ
更年期だと思っていた不調、実は甲状腺ホルモンの乱れかもしれません。
「動悸・汗」なら亢進症、「ダルさ・むくみ」なら低下症の可能性があります。
当院なら、採血から約1時間で結果がわかります(即日診断が可能)。
日本甲状腺学会所属の医師が専門的な診療を行います。
【参考文献】
-日本甲状腺学会「甲状腺疾患診療ガイドライン」
-日本産科婦人科学会「産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編」
-日本内分泌学会「甲状腺クリーゼ診療ガイドライン」
【執筆者】
部坂 有紀(へさか ゆき) 吹田いろどり腎臓・糖尿病内科クリニック 副院長